微細藻類由来ドコサヘキサエン酸:DHA-51

脳や心臓や網膜の健康維持に必要なドコサヘキサエン酸(DHA)を51%と高濃度に含むオイルです。 DHAは食品ではサバやイワシやサンマなどの青魚などに多く含まれていますが、人間の体内ではほとんど合成できないので、現代人に不足しがちな栄養素です。 微細藻類の中でもDHA含有量が極めて多いシゾキトリウム(Schizochytrium sp.)をタンク培養して製造しています。閉鎖環境での培養のため、汚染の心配がありません。 微細藻類由来ですので、菜食主義(ベジタリアン、ヴィーガン)の方も使用できます

商品名: DHA-51
商品の特徴: ドコサヘキサエン酸(DHA)を51%含有
微細藻類(シゾキトリウム)由来オイル
オメガ3:オメガ6の比率は30以上(原材料からの推定)
名称: 食用油脂
原材料名: シゾキトリウム精製オイル (フランス製造)、ひまわり油、中鎖脂肪酸油、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)  
価格/内容量: 14000円 / 270g
保存方法: 常温、暗所保存 開栓後は冷蔵庫保存
販売者: 有限会社福田コーポレーション     
〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-9
電話番号: 03-5550-3552
製造者: ミントハウス株式会社
〒340-0835 埼玉県八潮市浮塚789
栄養成分表示
(100g当たり)
エネルギー 900 kcal、たんぱく質  0g 、脂質 100g、 炭水化物  0g、
ナトリウム 0g、 ドコサヘキサエン酸 51g
お召し上がり方 栄養補助食品として、1日当たり2gから10gを数回に分けてお召し上がりください。
サラダやジュースやスープなど食材や料理に加えてご使用下さい。
そのまま飲用することもできます。
酸化しやすいので、この油で揚げたり炒めたりしないでください。
温かい料理や飲み物に加えるのは問題ありません。
はじめてご使用の場合は、小さじ1杯程度から徐々に増やすようにして下さい。
冷暗所に保存し、開栓後は冷蔵庫に保管し、なるべく早くご使用ください。

DHA-51の材料はシゾキトリウム製精油が74〜78%、高オレイン酸ひまわり油が21〜25%、中鎖脂肪酸が0.75%以下、抗酸化剤(ビタミンCとE)です。
ひまわり油には高リノール酸タイプと高オレイン酸タイプの2種類があります。 この製品に使用されているのは高オレイン酸タイプのひまわり油です。 高オレイン酸タイプのひまわり油は一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が80%、オメガ6は6.5%程度です。 オレイン酸はオリーブ油のメインの脂肪酸です。 高オレイン酸タイプのひまわり油はオリーブオイルよりも一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が多く、オメガ6が少ないという特徴があります
高オレイン酸ひまわり油の含有量が25%で、そのうちのオメガ6が6.5%とするとオメガ6がこのオイル全体の1.6%程度となります。 DHAが51%でオメガ6が1.6%なので、オメガ3:オメガ6の比率は31になります。 つまり、このオイルはオメガ3がオメガ6の30倍以上含まれ、さらにオレイン酸が20%近く含まれています。 魚油(DHA/EPA)とオリーブオイル(オレイン酸が豊富)の相乗効果が地中海料理の健康作用の理由の一つであることは良く知られています。 DHAだけでは不安定になるので、抗酸化物質とオレイン酸の豊富な高オレイン酸タイプのひまわり油が20%程度加えられています。DHAを安定化する効果もあります。

◉ 原料の製造元について:

使用した原料はDHA ORIGINS-510というフランスのファーメンタルグ(Fermentalg)社が開発した微細藻類(シゾキトリウム)由来の高濃度なDHAです。
Fermentalg社は2009年設立の藻類培養ベンチャー企業で、Euronext Parisに上場してます。 藻類の高効率・高品質なタンク培養の高度な技術をもった会社です。 2500種を超える藻類のストックを保有し、遺伝子組み換えを用いずに、生産効率の高い原料藻類を選定しています。
培養から抽出、精製まで欧州で行いトレーサビリティを確保しています。 閉鎖環境での培養のため、汚染の心配がありません

◉ DHA(ドコサヘキサエン酸)とは:

    1. DHA(Docosahexaenolic acid=ドコサヘキサエン酸)は液状の油脂で、オメガ3多価不飽和脂肪酸の一種です。
    2. 「青魚に含まれる血液サラサラ成分」として知られるように、食品では魚の油に多く含まれています
    3. ヒトの体内ではほとんど生成できず、食事から摂取する必要のある必須脂肪酸です
    4. 脳や神経組織のほか、網膜に豊富に存在します。DHAが減少すると、記憶力や学習能力が低下し、視覚機能に障害がでることが知られています。
    5. 血流を改善し、高脂血症や動脈硬化に起因する脳梗塞、心筋梗塞、高血圧などの生活習慣病を予防できると大きく期待されています。心臓血管疾患だけでなく、がんや認知症や多数の炎症性疾患の発症予防にも有効です
    6. 胎児および乳児の発育の段階でのDHAの欠乏は、脳の発達を損なう原因となります。 DHA摂取の少ない母親の乳児は、精神運動機能や立体視力の発達における異常が多くみられることが示されています。 DHAの摂取不足は子供の自閉症スペクトラム障害や広汎性発達障害と関連していることが指摘されています。
    7. したがって、DHAの摂取を増やすことは、脳機能の発達促進や健康増進や多くの病気の予防に役立ちます

◉ なぜ微細藻類由来DHAが良いのか:

魚に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は魚の体内で合成されているのではありません。EPAとDHAを作っているのは微細藻類です
プランクトンが微細藻類を食べ、小型魚がプランクトンを食べ、大型魚が小型魚を食べるという食物連鎖によって、サバやサンマやカツオやマグロなどの魚油にEPAやDHAが蓄積しています。人間はこれらの魚を食べることによってEPAやDHAを摂取しています。(下図)

図:オメガ3系多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は微細藻類が合成している。プランクトンが微細藻類を食べ、小型魚がプランクトンを食べ、大型魚が小型魚を食べるという食物連鎖によって、魚油にEPAやDHAが蓄積している。

 

がんや認知症や循環器疾患の予防や治療にDHAやEPAが有効であることは確立しています。従って、DHAやEPAの多い脂の乗った魚を多く食べることが推奨されています。
しかし、魚のメチル水銀やマイクロプラスチックなど海洋汚染に由来する有害物質の魚への蓄積の問題が、魚食を安易に推奨できないレベルまで深刻になっています。特に魚のメチル水銀汚染が重要な懸念になっています。
メチル水銀は毒性が強く、血液により脳に運ばれ、やがて人体に著しい障害を与えます。また、母親が妊娠中にメチル水銀を体内に取り込んだことにより、胎児の脳に障害を与えることもあります。

魚は自然界に存在する水銀を食物連鎖の過程で体内に蓄積するため、日本人の水銀摂取の80%以上が魚介類由来となっています。魚摂取が増えるとメチル水銀の体内摂取が増え、胎児の脳の発育に悪影響を及ぼすことが明らかになり、厚生労働省は平成15年(2003年)に妊婦の魚摂取に関する注意事項を公表しています米国食品医薬品局は、マグロなどの大型魚に水銀濃度が高い例をあげ、妊婦や子供は食べないようにと呼びかけています
つまり、妊婦や小児は魚は多く食べてはいけない食品になっています。

そこで、海洋でDHAとEPAを作っている微細藻類を培養して、培養した微細藻類からDHAとEPAを取り出せば、汚染物質がフリーのDHA/EPAを製造できます。 微細藻類の中でもDHA含有量が極めて多いシゾキトリウム(Schizochytrium sp.)をタンク培養して製造した製品が欧米で販売されています。
閉鎖環境での培養のため、汚染の心配がありません。藻類由来なので菜食主義の方も安心して摂取できます。(下図)

図:オメガ3系多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は微細藻類が合成している(①)。プランクトン(②)が微細藻類を食べ、小型魚(③)がプランクトンを食べ、大型魚(④)が小型魚を食べるという食物連鎖によって、魚油にEPAやDHAが蓄積している。人間は魚油からDHAとEPAを摂取している(⑤)。環境中の水銀(⑥)が魚に取り込まれてメチル水銀になって魚に蓄積する(⑦)。DHAとEPAを産生している微細藻類をタンク培養して油を抽出すると(⑧)、汚染物質がフリーで、植物由来のDHA/EPAが製造できる(⑨)。

 

◉ 菜食主義者はDHAが不足して健康を損なう可能性がある:

亜麻仁油紫蘇油がオメガ3(n-3)系脂肪酸を多く含んでいることから、健康オイルとして注目を集めています。亜麻仁油や紫蘇油には、オメガ3(n-3)系不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸が多く含まれています。 α-リノレン酸はEPAとDHAの前駆体です。α-リノレン酸は体内でEPAとDHAに変換されると考えられていました。しかし、人間ではα-リノレン酸からエイコサペンタエン酸(EPA)への変換は8%程度、ドコサヘキサエン酸(DHA)への変換は0.1%以下と報告されており、EPAとDHAも食事からの摂取が重要と考えられています。 つまり、菜食主義の人はDHAが不足する傾向にあります

サプリメントで補充する場合、α-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)よりDHAを補うのが良い理由は、人間の体内ではα-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)からDHAへの変換はほとんど起こらないからです。 脳の働きを良くし、がんや心血管系疾患の予防や治療にはDHAでなければなりません
魚を食べない菜食主義の人も、植物である微細藻類由来であれば、問題なく摂取できます。

 

ドコサヘキサエン酸(DHA)の健康作用やメチル水銀汚染による魚食の問題点については以下のサイトをご参照ください。

◉ 脂肪(油脂)とは何か

◉ オメガ3系不飽和脂肪酸とオメガ6系不飽和脂肪酸

◉ ドコサヘキサエン酸(DHA)補充は、抗がん剤治療の副作用を軽減し、生存率を高める

◉ 魚のメチル水銀汚染について

◉ 地球温暖化は魚のDHA/EPAの量を減らす

◉ 菜食主義者(ベジタリアン)はドコサヘキサエン酸(DHA)が欠乏しやすい